曙対武蔵

格闘技は昔から大好きだ。
前に進み続け折れないこと。
極限まで自身を鍛え磨くこと。
ということで、もちろん今日の曙対武蔵も観た。
かなり消化不良だね、、たぶん、やってる方も観ている方も。
横綱の栄光を捨てて周囲のものすごい雑音、圧力をものともせずK1に飛び込んだ曙の勇気はすごい。と思っていたのに、今日のあれはちょっと、、だった。
「勝ちたい」という気持ち、「勝たなければ」という気持ちがそうさせたとしても、、、うーん、、だなぁ。
「勝つ」という結果より、その勝ち方、心意気みたいなものが好きだったりするんだよね。私の場合だけど。
もちろん当人はそれこそ命がけ。これに負けたら明日はない、って思いでやっているのだろうから、何も言えないけれど。
ただ、「横綱」という過去の栄光で「今」という時をリアルには生きられない、過去の時間しか生きられない、と新たな道に踏み出したその勇気、決断には喝采
過去の何かにすがれば、止まっている過去の時間しか今を生きられないのだ、と教えてもらっているようだ。
自分の中に「経験」としての財産は残ったとしても、それ以上のものは持たずいつでも身軽になれるだけの覚悟があれば、人生が閉塞してしまうことはないってことだね。