「ゆとり返済」のツケ

住宅公庫の焦げ付き債権に税金投入、財務・国交省合意
NIKKEI NET記事

住宅公庫が建てた賃貸向け住宅でも当初数年の家賃を下げ、段階的に上げていくというものが確かバブル崩壊後の同じ頃に実家の近くに登場した。
パンフレットを見て、疑ったのを覚えている。
本当に5年後にこんなに家賃が上がって、それに見合うだけの収入のアップがあるのだろうか?
どこか目くらまし戦法的な感じがして恐ろしさを感じた。


結局、民間であれ公的機関であれ、焦げ付いたもののツケは国民全体にくる。
状況が予想と違ったと言われればそれまでだけれど、別に誰かに責任のなすりつけをしたいわけでもないけれど。。
これが今の日本のジレンマなのかな。
ただ、民間企業であっても経済全体に影響を及ぼすほどの債権放棄を受けたり、税金投入にまで至ったりと最終的に国民にツケがまわるものであるなら、社会共通資本として認識して、社会的責任意識を明確に持つべき時代になってきているのではないだろうか。