掛け値

昔、学校の先生に教えてもらって不可思議なお話の一つ。
「ある地点、例えばAへ行くとして、次の一歩は必ず残されたAまでの距離の半分づつ進むとしたら、永遠にA地点に辿りつく事は無い」
それはもちろん3分の1進んでも100分の99進んでも同じ理屈だ。

それと話はちと違うけれど、ある目標地点があったとして、そこへ行くための準備をするとして、自分の目算通りにやったとしても、それがずれるていることもある、状況が変わることもある、もしかしたら方向や距離だって変わることもある。
もしかしたら、いつも残された距離の半分づつしか進んでいないのかもしれない。気付かないだけで。
普段なら避けるべきことだけど、少しだけ自分の目算に掛け値してみるのもあり、なのかも。