なぜかメンソール

このところメンソールタバコの新発売が続く。自販機でもコンビニの陳列棚でも、ちょとしたオマケアイテムをパッケージしたものまである。しかも、新銘柄だけではなくて、あのゴールデンバットやピースまでもが。
健康ブームや、さまざまなタバコにとってはマイナスなデータにより全体の売り上げが落ち込んでいる中で、メンソールだけは成長株らしい。これはイメージ戦略の勝利なのか、それともタバコに求めるものが変化したのか。
私は、“タバコ”の日常における役割が変化しつつあるのでは、と思っている。
“タバコを吸う=大人”という図式にまんまとはまって大人に憧れる年頃から吸い始め、それが習慣化され、となるのが大方の今までであるなら、“タバコを吸う=ファッションの一部”となり、やたらカッコイイデザインの箱が現れて、かつ、辛いタバコを吸うことがカッコヨサの一部であったものが健康のためとどんどん軽くなり、カッコヨサより健康に意識が向いていたところへ、再びカッコヨサを求める方に方向転換が行われ、、と。
それと、いつまでも不景気続く世の中、憧れなのか“スッキリ系”が流行で、メンソールのスッキリ感がそこにもうまくマッチしたってのも。
とはいえ、喫煙者にとっては住み難い世の中に向かっていることは事実で、“分煙”だけでは収まらず、石原都知事によれば空気もそこで暮らす人間の共有財産となり、排ガス規制になるわけだから、“タバコ”の行く末を案じながら。。。(  )y-~~