マニュアル&ICチップ

振り込め詐欺」のマニュアルが押収されたそうだ

asahi.com記事より

「泣き」と親近感が重要だとか。
シンプルなマニュアルほど、そしてそれが悪用された時になぜか力を発揮してしまうのはマニュアル自身が持っている一つの性質なのかもしれない。
などとは言っていられないほど被害が拡大しているのだから、こんな時こそ、公共広告機構がばんばんCMを打って欲しいと思うのだが。。

ところで、最近は銀行のATM画面でも最初に「振り込め詐欺」の注意を促す画面が現れる。
この場合、銀行の責任を問われることはほとんどないと思われるのに素早い対応。
それより、スキミングによって不法に預金を引き出されることによる被害者の損失への対応はやや遅れているように思う。
すぐに対応出来るほど簡単なものではないのだろうけれど。
それでもICチップを埋め込んだカードへの移行を進めている銀行もちらほら現れてきていてありがたい。といっても、持っていかれるほどの預金もないけど。。w

ICチップといえば、医療の現場でも導入が検討され、自分のカルテを自分で持ち歩く時代も来るのかもしれない。
病院が変わるごとに検査のやり直しや、あるいはレントゲン写真の持ち出し許可を願い出たりする面倒もなくなって便利になる反面、益々情報の漏洩に対する対策が必要になってくるんだろうね。
医療事故が起きるたびに、そもそもカルテは誰のものか?という議論も起きるようになった時代背景にマッチしているかもしれない。

それから、欧州中央銀行では、紙幣にもICチップを埋め込むことを考えているとか。
もちろん偽造防止だけれど、その1枚の紙幣がどんな人から人の手に渡り何の価値と等価交換されたのかを追うことが出来たら、ショートムービーが一つ作れるくらい人の泥臭い部分や、あたたかさや、意外な面があぶり出せるかもしれない。
って、これはその昔、映画の脚本にしたいと思っていたテーマ。。w