サイボーグ消費者は音楽をどう変える?

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『iPod』が生む新ユーザー層「サイボーグ消費者」

によれば、携帯デジタルプレーヤーはもはや人体の一部となり、“自分”の領域は体の外部にまで及ぶ時代がやってきたことになる。
まるで肢体を失っても脳はその部分が痒いと感じたりするのと同じようにそれを体の一部として認識しているのだろうか。

そういえば、携帯電話を機種変更してもそのまま持ち続ける人が多いらしい。
なぜかといえば、そこには思い出としての記憶が詰まっているから。
大切な誰かと交わしたメールの文章が日付や時間と共にそのまま残っているから。
これも、すでに自分の一部となっていると言えなくもない。

携帯電話と携帯デジタルプレーヤーが合体する日もそう遠くないのかもしれない。
体の一部が常時ネットに接続されている日常に、音楽はどんな存在となっているのだろう。
あるいは、どんな音楽を生み出し受け入れ、どんな風に楽しむようになっているのだろう。
今の商業音楽の形態が様変わりしていることだけは確かなような気がする。